ハイキングクラブ みどりの風

2017/8/20(日) 有珠山現地学習登山 (自主山行)

伊達市の危機管理室主催の学習登山に参加しました。
現在も噴煙を上げ、噴火の可能性が高い有珠山、これまでの噴火の実態を学び、
その後の安全対策や今後の噴火の見通しなどを教えていただきました。




洞爺湖文化センターに集合し、バスで出発。講師の先生は、宇井忠英先生。
有珠山を含め、火山活動について長年研究を続けてこられた学者さんです。


有珠山ロープウェに乗り込み、山頂まで行きます。伊達市のヘルメットを貸していただきました。


山頂駅展望台から羊蹄山や大有珠溶岩ドームが見えるはずだったのですが、
ガスに包まれ残念!垂直階段を下ります。垂直階段を作った理由を知りました。



階段を下りて、いよいよ規制線の中へ。学習登山だからこそ入れる領域です。



穴から噴き出す水蒸気。この穴は立木が朽ちた跡。穴に温度計を入れて計測。
78℃くらいでした。「ゆで卵ができるね。」



オガリ山は1977-82年の噴火で南北に押し上げられて3つに分かれたとのこと。
オガリ山の南の尾根を進むと銀沼火口が見えてきました。噴煙が盛んに上がっています。
「あの辺りで計測したら200℃くらいだった。」「近くにいってみたいな〜。」「今日は行きません。」



天気予報通りガスが上がり、有珠新山や大有珠の溶岩ドームがくっきり、はっきり!



ふわふわの土(火山灰?)の上に咲くウンラン。海浜植物がこんな山の中にナゼ?



南外輪山展望台にて昼食タイム。短時間でさっさと済ませて、下山開始。



南外輪山展望台に設置されているGPSの計測器。これも火山活動の重要な見張り役。



噴火災害に備え、国道230号三豊トンネル内に広い歩道と駐車帯が設置されていました。



洞爺湖のほとりで噴火による地形の変化や、痕跡を教えていただきました。



この敷石のズレは、マグマの上昇に伴って引き起こされた圧縮変形の跡です。



湖面の向こうに左から東丸山、大有珠、新有珠山、小有珠が見えます。
ガスもすっかり上がり、今は穏やかな景色が広がっています。



湖畔でトライアスロンが開催されていて、応援の声が響いていました。
現地を訪れ、分かりやすい解説を通して、自然の力の大きさを感じた一日でした。

by  fujiko



  

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